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不妊症と子宮奇形(双角子宮)の関係

不妊症と子宮奇形(双角子宮)の関係

婦人科検診などで、「子宮奇形」と診断される場合があります。「奇形」という言葉のイメージから、自分の体の中で何が起きているのだろうと不安になってしまいそうです。 

通常、子宮の形は西洋梨を逆さまにしたような形で、内部は胎児が成長するための1つの空間があります。

この形が基本となり、それと異なる形状の子宮は総称して「子宮奇形」と呼ばれます 

子宮奇形は無症状のことも多く、珍しいことでありません。しかし、妊娠を望んだときに子宮奇形が問題となるケースがあります。 

不妊症を治すためには、不妊症と子宮奇形(双角子宮)の関係について知ることが大切です。このページでは、不妊症でお困りの方のために、不妊症と子宮奇形(双角子宮)の関係について詳しく説明しております。 

 

【目次】

  1. 子宮奇形(双角子宮)とは?
  2. 不妊症の基礎知識
  3. 子宮奇形(双角子宮)が妊娠の妨げとなる理由
  4. 子宮奇形(双角子宮)でも妊娠は可能か?

1.子宮奇形(双角子宮)とは?

子宮奇形(双角子宮)とは、子宮の形状が正常とは異なる状態であることを指します。 

正常な子宮は、卵管とつながる部分が2ヶ所、膣とつながる部分は1ヶ所あり、内部には1つの空間があります。

ところが、胎児の段階で何らかの問題が生じ、正常とは異なる形をした子宮になってしまうことがあります。 

これを「子宮奇形」と呼び、「重複子宮」・「双角子宮」・「中隔子宮」・「弓状子宮」・「単核子宮」などいくつかのタイプに分けることができます。

女性の約5%の割合で子宮奇形が存在すると考えられていますが、どうしていろいろな形になってしまうのかについては原因不明です。 

この中でも一番症例の多いタイプは双角子宮です。双角子宮には2つのタイプがあります。

  • 単頸双角子宮:子宮内部の空間は1つだが、ハート型のようにくびれている部分があり子宮内部が狭くなっている
  • 双頸双角子宮:子宮内部に2つの空間があり、膣とつながる通路(子宮口)も2つある 

子宮奇形(双角子宮)の多くは無症状です。そのため、普通に生活している中で子宮奇形(双角子宮)に気づくことは稀でしょう。生理痛がひどい・なかなか妊娠しないなどのお悩みで婦人科を受診した際や婦人科検診で偶然見つかることが多いと言われています。

2. 不妊症の基礎知識

不妊症の基礎知識を学びましょう。病気の全体像を知ることは、とても重要なことです。

1)不妊症とは?

不妊症とは、「自然な状態で妊娠に至れない(1年以上)」ことを指します。妊娠したとしても、胎児が無事に育つことができず流産や死産を繰り返してしまう状態を「不育症」と呼びます。

大きなくくりで不育症も不妊症に含まれます。日本では妊娠を望むカップルの約10%に不妊症の可能性があると言われています。 

2)不妊症の原因

不妊症の原因はさまざまです。女性と男性のどちらにも原因がある可能性があります。

  • 女性側の原因として考えられるもの:排卵障害・子宮奇形・卵管閉塞など
  • 男性側の原因として考えられるもの:造精機能障害・射出障害など
  • 男女共に原因として考えられるもの:加齢・染色体異常 

3)不妊症の治療法

不妊症の治療には、いくつかの方法があります。1つの方法を約半年くらい試してみて、結果を見ながら方法を変えていきます。

  • タイミング療法:排卵日を予想し、性交渉を行います
  • 人工授精:人工的に精液を子宮内に注入します
  • 手術:子宮の形状や状態に問題があるときに外科的に問題を解決します

 

3. 子宮奇形(双角子宮)が妊娠の妨げとなる理由

子宮奇形(双角子宮)が妊娠の妨げとなる理由については、子宮の形が大きく影響しています。

本来は1つの袋である子宮が、2つの部屋に分かれていたり狭くなっていたりすることは、胎児にとって居心地がよいものではありません。 

子宮奇形(双角子宮)の場合は血流が悪くなっていることも多く、子宮の形態異常と血流の悪さから、受精卵の着床や胎児の発育に問題が生じることがあります 

子宮奇形(双角子宮)の場合、「妊娠(着床)」と「胎児の成長」の両方への影響があるのですが、より強く影響を与えてしまうのは「胎児の成長」についてです。そのため、子宮奇形(双角子宮)の方が妊娠した場合は、早産や流産を繰り返してしまう恐れがあります 

子宮奇形(双角子宮)の方が流産してしまう確率は、約4割と言われています。高い確率と言えますが、裏を返せば6割の方は普通に出産できているということです。主治医の指示を守り、定期的に妊婦健診を受けることが大切です。

4. 子宮奇形(双角子宮)でも妊娠は可能か?

子宮奇形(双角子宮)でも妊娠は可能か?と問われれば、答えは「YES」です。 

子宮奇形(双角子宮)の方が、必ずしも不妊症になるわけではありません。無事に妊娠・出産される方も多くいらっしゃいます。

帝王切開になることが多いですが、子宮奇形(双角子宮)の状態によっては、自然分娩も不可能ではありません。 

しかし、子宮奇形(双角子宮)を治療したいと思った場合、手術を行い、子宮を正常な形に整えます。 

子宮奇形(双角子宮)の場合、手術による治療をしなくてもそのままで妊娠する可能性もあります。しかし、流産や早産の原因になるため、手術する方が多いようです。 

子宮奇形(双角子宮)は、妊娠を望んだときに問題となりやすい状態です。しかし、子宮奇形(双角子宮)でも無事出産している方が多くおられます。悲観的にならず、必要な治療を受けましょう。子宮奇形(双角子宮)は、しっかりと治療をすれば良くなる病気です。どうぞあきらめないでください。

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