黄体機能不全というのは、黄体からの黄体ホルモンの分泌が十分で無くなったり、黄体の機能が低下する疾患の事を言います。
黄体とは女性の子宮内で黄体ホルモンを分泌して、受精卵の子宮内膜へ着床する事や妊娠を維持する為に重要な役割を果たすものです。
この黄体ホルモンが排卵期に女性は基礎体温が高くなるようになり、基礎体温を上げる役目をしています。
そして子宮内膜を厚くする働きもあり、黄体機能不全は黄体の状態が重要なポイントとなります。
この黄体ホルモンが妊娠しやすい状態を作るのですが、黄体機能不全でホルモン量が減少してしまうと妊娠しづらい状態となり、不妊症や流産の原因になってしまう可能性があります。
黄体機能不全の症状を確認するのに良い方法として、基礎体温があります。
黄体機能不全の可能性が考えられる場合は
等の上記のような状態が見られると、黄体機能不全の可能性があります。
基礎体温を付けていなくても、月経周期が極端に短い、突然の異常出血がある、生理前に起こる症状の胸の張りや身体が熱っぽいという症状があまり感じられない等の場合、黄体機能不全の可能性があります。
黄体機能不全の原因については様々なタイプがありますが、その代表的なものが下記になります。
まず一つは、脳下垂体という脳の中枢部から出ているホルモンの分泌量が減る事で発症する場合です。脳下垂体から適切な時期・周期で卵巣刺激ホルモンと黄体形成ホルモンを分泌し、排卵及びホルモン分泌がされるのですが、脳下垂体に機能異常がある場合に黄体機能不全になる可能性があります。
二つ目は、卵巣自体の異常等により、卵胞の発育が不十分であったり黄体の移行が不完全になって多嚢胞性症候群になり発症する事があります。
そして三つ目は、子宮内膜の黄体ホルモンに対する反応が悪くなり発生する場合です。
黄体ホルモンは問題なく分泌されていても、子宮内膜が応じないと正しい状態にならず黄体機能不全になる事があります。
その他にも、喫煙や精神的なストレスから同様の症状を示す事もあるので、原因を特定する事も難しいところもあります。
黄体機能不全の治療は原因によって大きく異なるものもあり、原因究明が重要となります。始めに基礎体温を30日以上付けておくと原因の特定に繋がりやすいので、毎朝基礎体温を計測しておく方が良いでしょう。
脳中枢の機能の異常が原因の場合は、排卵を誘発するような治療が効果的となり、排卵誘発剤、黄体ホルモンの補充などを行います。ですが、不妊症などで妊娠を望む人には、必要ですがそうではない人の場合は、必ずしないといけないものではありません。
黄体機能不全の方は、特に日常から身体を温める対策を取ることも、大切な治療の一つです。例えば、生姜・山芋・山椒など身体を温める効果のあるものを摂ったり、温める効果のある食べ物を試してみるのも良いです。
黄体機能は、妊娠に欠かせない大切な機能です。無理な生活習慣、ストレス、頑張りすぎでも女性の身体は敏感なので、負担がかかります。妊娠する体質に改善するためにも、黄体機能不全の治療は欠かせません。
黄体機能だけを治療するのではなく、身体の冷え、免疫機能の改善、自律神経の調節などが、全身治療を行うことがとても重要です。しっかりと治療すれば良くなる病気です。どうぞあきらめないで下さい。
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