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卵管障害

卵管障害の症状・原因について

卵管障害は、不妊症の大きな原因となります。卵管障害により、卵子と精子が出会うことが出来なくなり、妊娠が出来なくなります。不妊症でお悩みの方の多くに、卵管障害がみられます。これをお読みのあなたもそのお一人かもしれません。

卵管障害を改善することは、赤ちゃんに出会うためにはとても大切な事です。このページでは、卵管障害について詳しくお伝えしていきます。


【目次】
1.卵管障害とは?
2.卵管障害の症状
3.卵管障害の原因
4.卵管障害の治療

1. 卵管障害とは?

卵管とは、受精した卵子を卵巣から子宮に運ぶ役割を持つ女性生殖器であり、輸卵管やラッパ管、ファロピウス管とも呼ばれます。卵管の長さは約10cm、子宮の左右に1つずつあり、一番細い部分の直径は1mm程度です

卵管は、卵巣から排卵された卵子を取り込み、子宮から移動してくる精子を受け入れます。この卵子と精子は卵管の膨大部で受精し、受精卵となって卵管を通って、子宮へと移動します。

この卵管が閉塞や癒着を起こしてしまっているのが卵管障害(卵管性不妊)と呼ばれる状態です。卵管障害は、不妊症の原因の約30%を占めるとされています。また、卵管障害はもし受精ができたとしても、受精卵の卵子への移動を妨げてしまうために、受精卵が卵管で着床する子宮外妊娠の原因ともなってしまいます。

卵管障害の原因は感染症や子宮内膜症、過去の手術による後遺症などがあり、その治療には、薬物療法や手術療法が用いられます。また、それでも治療が困難な場合には体外受精が行われることもあります。

2. 卵管障害の症状

卵管障害は、卵管が癒着したり、閉鎖したりしている状態です。これによって精子が卵子までたどり着かず受精できない、受精したとしても受精卵が子宮まで移動できない、といった理由から不妊の原因となります。卵管は左右に1つずつ存在するため、片側のみの卵管の閉塞である場合もあります。その場合、もう一方の卵管が正常であるため、自然妊娠の可能性はあります。

卵管障害では、時折、下腹部痛や発熱、色やにおいのあるおりものが出る、などの症状を伴うこともあります。しかし、そのほとんどは自覚症状がないため、不妊治療を始める上で検査を行い、明らかとなることが多いです。

主な卵管障害の検査としては、子宮卵管造影検査があります。これは、子宮内に造影剤を注入することで、子宮から卵巣、腹腔内へと卵管が通っているかを確認します。子宮卵管造影検査はこの造影剤の影をレントゲン画像から観察するため、その診断精度は100%というわけではありません。

3. 卵管障害の原因

卵管障害の原因は主に、感染による炎症、子宮内膜症による癒着、過去の手術既往による癒着などがあります。

感染で多いのは、性感染症であるクラミジア感染症です。この感染症はクラミジアトラコマティスという病原体が原因となります。クラミジアに感染し、卵管に炎症が生じた場合に卵管障害の症状を引き起こします。また、クラミジア感染症では、卵管以外にも、子宮頸管、子宮内膜などにも炎症が生じる可能性があります。

子宮内膜症は、子宮の内側にある子宮内膜組織が卵巣や卵管、腹腔内、直腸の表面などに発生して、増殖してしまう疾患です。この子宮内膜組織の増殖が卵管で生じた場合に、卵管癒着を起こしてしまいます。子宮内膜症は、子宮の筋層で起こると子宮腺筋症となり着床障害を、卵巣内で起こると排卵障害を起こし、それぞれ不妊につながる恐れがあります。

また、過去に盲腸や帝王切開、子宮外妊娠、腹膜炎などのために開腹手術を行い、その後遺症として卵管が癒着したり、詰まったりしてしまう場合もあります。

4. 卵管障害の治療

卵管障害の治療は、まず卵管が癒着していないかどうかを子宮卵管造影検査によって調べます。このとき、軽度の閉塞や癒着であれば、造影剤が流れる影響で改善することもあります。そのため、造影検査後3〜6ヶ月は、卵管の通りが良くなり、妊娠しやすくなるゴールデン期間とも呼ばれています。

卵管の癒着が軽度であり、原因として性感染症や子宮内膜症が明らかとなっている場合には、薬物療法での治療が行われます。性感染症に対しては抗生物質の投与、子宮内膜症に対してはホルモン剤によって内膜の増殖を抑える治療を行います。

薬物療法や手術療法によっても改善できない重度の癒着や、妊娠を急いでいる場合などでは、卵管を使わずに妊娠する体外受精が行われるケースもあります。

卵管障害について、正しく知る事は、妊娠のための第一歩です。卵管障害は、原因を見つけ、しっかりと治療すれば改善します。どうぞあきらめないで下さい。

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