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排卵障害

排卵障害の症状・原因について

排卵障害は、不妊症の大きな原因です。排卵が上手く行かずに、不妊の症状が起こる方は多く、生理不順、不正出血の原因にもなります。排卵障害でお困りの方は、とても多く、これをお読みのあなたもそのお一人かも知れません。

排卵障害について、正しい知識を持つことは、不妊症を改善するためには、とても大切な事です。このページでは、排卵障害と不妊症について詳しくお伝えしていきます。
 

【目次】
1.排卵障害とは?
2.排卵障害の症状
3.排卵障害の原因
4.排卵障害の治療

1. 排卵障害とは?

排卵障害とは、卵子が上手く成熟しない、卵子が卵巣から上手く排卵されない症状を言います。排卵とは、思春期以降の女性の体内において、成熟した卵胞の皮が破れて、正常な卵子が卵巣の表面から飛び出てくる現象を指します。

一般的には、4週間に一度程度の頻度で、だいたい月経開始から14日目に排卵が起こるとされています。排卵によって卵巣から飛び出た卵子は卵管へと取り込まれ、同じく卵管へとたどり着いた精子と出会うことで受精します。

排卵障害とは、文字通り、この排卵が正常に行えない状態です。

女性は思春期の到来に伴って、脳のホルモン中枢である視床下部から、ゴナドトロピン放出ホルモンが分泌されます。このホルモンは脳下垂体を刺激することで、卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)の二種類のホルモン(ゴナドトロピン)を分泌させます。卵胞刺激ホルモンは主に卵胞の成熟を促し、さらに黄体化ホルモンとともに排卵を誘発します。

そのため、様々な要因によってこの卵胞刺激ホルモンや黄体化ホルモンが十分に分泌されなくなることで排卵障害へとつながります。

2. 排卵障害の症状

排卵障害では、卵子の成熟や排卵に関わる卵胞刺激ホルモンや黄体化ホルモンが正常に働かなくなることで不妊を招きます。不妊の原因の約30%と非常に高い割合で、卵管障害が原因であると言われています。

この排卵障害では、卵子の成熟が不十分であるために排卵が順調に起こらないことや、排卵自体が全く起こらない無排卵などの問題が起こります。また、排卵障害では月経期間の長さや周期が乱れる月経不順、月経以外の不正出血や月経自体が来ない無月経などを伴うこともあります

排卵によって卵子が飛び出していった後の卵胞は、黄体へと変化します。この黄体はエストロゲンやプロゲステロンというホルモンを分泌し、このホルモンの働きによって基礎体温が上昇します。そのため、基礎体温の推移を見ることで、排卵が起こっているかを判断することができます。また、補助的な検査として超音波検査による卵巣の状況を調べたり、血液検査によってホルモン濃度を測ったりすることで、診断制度を高めます。

3. 排卵障害の原因

排卵障害の起こる原因、つまりホルモンバランスに異常をきたす原因として、視床下部性・下垂体性・卵巣性の排卵障害、そして高プロラクチン血症、多膿疱胞性卵巣症候群などが考えられます。

排卵障害の原因として多いのは、視床下部性のものです。これは、脳下垂体からのホルモン分泌を促すゴナドトロピン放出ホルモンの分泌に異常がある状態です。視床下部性の排卵障害は、無理なダイエットによる体重減少や、肥満、心理的なストレスなど日常生活の乱れが原因となることもあります。

下垂体性の排卵障害では、排卵を促す卵胞刺激ホルモンや黄体化ホルモンの分泌に異常が起こります。下垂体性の排卵障害が起こる原因としては、下垂体の腫瘍や炎症、さらには手術時の大量出血による下垂体の異常などがあるとされています。

卵巣性排卵障害では、卵巣の機能低下によってエストロゲンやプロゲステロンといったホルモンが激しく減少します。明らかな原因はわかっていませんが、無理なダイエットや薬による長期的な影響などが卵巣に異常を起こすこともあります。

高プロラクチン血症は、妊娠していないにも関わらず、プロラクチンが過剰に分泌されてしまっている状態です。これによって、月経や排卵が抑制されてしまいます。

多膿疱性卵巣症候群は、卵巣内に一度に多数の卵胞が存在してしまうことで、多膿疱性に変化した状態です。生殖年齢女性の約5〜8%に起こるとされ、排卵障害以外にも、無月経や不正出血、肥満、男性ホルモンの増加などの症状があります。

4. 排卵障害の治療

排卵障害に対しては、その原因や重症度に応じた治療が行われます。

視床下部性の排卵障害に対しては、まずは内服による薬物療法が適応となります。薬物療法には主にクロミフェンと呼ばれる治療薬を用います。

この治療薬は視床下部にあるエストロゲンの濃度を感じとる機能を鈍らせる働きがあります。そうすることで、エストロゲンが不足していると勘違いをした視床下部が、卵胞を成長させるために下垂体からの卵胞刺激ホルモン分泌を促すことになるのです。この薬物療法で効果が期待できない場合には、注射による排卵誘発を行います。これは、普段下垂体から分泌されているホルモンと同じ働きを持つ注射をうつことで、排卵確立を高めます。

下垂体性の排卵障害に対しては、内服による効果が期待できないため、始めから注射による排卵誘発が行われます。

卵巣性の排卵障害に対しては、まずエストロゲンとプロゲステロンの内服を行います。これを半年ほど行い卵胞が成長しているかどうかを確認します。この治療を行っても卵胞が発育しない場合には、治療は非常に難しくなります。その後の選択肢としては、偽閉経療法という薬物療法や、注射による排卵誘発、体外受精などの治療法があります。

排卵障害は、不妊症の大きな原因の一つです。病院で改善されない事が多くあり、あきらめがちになります。排卵障害は、原因を見つけ、しっかりと治療をすれば改善する病気です。妊娠するためにも、大切な事です。どうぞあきらめないで下さい。

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