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月経困難症

更新日:2018年5月15日

現在、日本では800万人以上の方が月経困難症という病気で悩んでいると推定されています。しかし、そのうち月経困難症で医療機関を受診している方は10%にも満たないのです。 

月経困難症とは、月経時に生じる病的な症状のことで、下腹部痛や腰痛、嘔吐、頭痛、貧血、食欲不振、うつなどの症状がみられます。

月経困難症では起き上がることがつらいほどの痛みや、耐えがたいほどの痛みで学校や会社に行けない、というように日常生活に影響が出ることがあります。 

多くの女性が月経時の痛みで悩んでいますが、月経は痛くて当たり前、我慢するもの、と医療機関を受診しない方も多いのですが、日常生活に支障をきたすほどの月経痛は月経困難症である可能性がありますので、症状が重いようであれば医療機関を受診しましょう。 

月経困難症を放置しておくと、子宮内膜症などの他の病気に繋がる恐れもあり、それが不妊の原因となってしまうこともあります。月経困難症が不妊の原因となっている場合は、もちろん月経困難症を治すことが妊娠を成立させることにつながります。 

このページでは、月経困難症でお困りの方のために月経困難症を治すためにというテーマで詳しくご説明いたします。 

 

【目次】

  1. 月経困難症とは?
  2. 能性月経困難症を治すために
  3. 器質性月経困難症を治すために

1. 月経困難とは?種類は2つ

月経困難症とは、生理の際に起こる、病的で日常生活に支障をきたすものを言います。生理の直前あるいは開始とともに症状が現れ、生理の終了付近で症状は消失します。 

主な症状は、下腹部痛、腰痛、お腹の張り、頭痛、気分不良などが強く現れ、日常生活、特に学校や仕事などにも影響が現れます。

月経困難症を治すために知っておかなければならないのが、月経困難症の種類です。 

月経困難症は大きく2種類に分類することができ、ひとつは機能性(原発性)月経困難症、もうひとつは器質性(続発性)月経困難症です。 

1)機能性月経困難症

機能性(原発性)月経困難症とは、明らかな疾患がないにも関わらず、下腹部痛や月経痛、嘔吐、頭痛、食欲不振などの症状があらわれる月経困難症のことです。 

子宮や卵巣などが未成熟である思春期10代後半〜20代前半)に症状が表れることが多い病気です。 

子宮を収縮させて、血液を排出する役目を担っているプラスラグランジンという女性ホルモンの1種が過剰に分泌していることが原因と考えられています。多量のプロスタグランジンが子宮の筋肉を過収縮させるために、起こるのではないかと推測されています。 

機能性月経困難症の特徴は、月経のはじまりに強く痛みを感じ、月経の経過とともに徐々に痛みが和らいでいくのが特徴です。また、成長とともに痛みが軽くなる場合もあります。 

2)器質性月経困難症

一方、器質性(続発性)月経困難症は、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症などの病気が原因となって月経困難症を引き起こします。年齢は30歳台以降に多く、排卵が起こらない月経(無排卵月経)でも起こり得ます。 

機能性月経困難症よりも強い痛みが特徴で、月経中の痛みはもちろん、月経時以外でも痛みを感じることがあります。 

  • 子宮内膜症2040代の女性に多く発症し、月経を重ねるごとに月経痛、性交痛や排便痛が増強します。もともと子宮内膜は月経時にその粘膜が剥がれ落ちて月経が起こりますが、子宮内膜症はこの子宮内膜が子宮の中以外の場所に生じるものです。

    子宮の近く卵巣や腹膜などにできることが多く、のう胞の内部に排出されずに堆積した剥がれ落ちた粘膜と血液が貯留します。卵巣にこのようなチョコレート嚢胞が多く発生します。 
     
  • 子宮筋腫3040代の女性に多く見られる子宮の筋肉内にできる良性の腫瘍で、女性ホルモンであるエストロゲンの影響を受けて発生もしくは大きくなります。そのため、月経により影響を受け、貧血や月経過多、不正出血、不妊、下腹部痛や腰痛などが見られます。

    婦人科疾患として最も多いと言われており、悪性化することは少ないと言われています。筋腫の大きさや数はさまざまです。 

     
  • 子宮腺筋症30代後半から40代の経産婦に多く見られ、酷くなる月経痛と月経過多・期間の延長が見られます。子宮の筋肉部分に子宮の粘膜部分の子宮内膜が入り込み、月経のたびに増殖するためにさまざまな症状が現れます。
     

2. 機能性月経困難症を治すために

機能性月経困難症を治すためには、月経痛を和らげる薬による薬物療法が一般的です。 

いわゆる、痛み止めと呼ばれるもので、手軽に薬局で入手できるものもあります。 

また、子宮の収縮が原因で起こっていることも考えられますので、子宮収縮そのものを穏やかにする医薬品を使用することもあります。 

また、機能性月経困難症を治すためには生活習慣の改善も大切です。生活習慣の乱れはホルモンバランスの乱れにも繋がります。 

体を温めて血液の流れを良くしたり、睡眠を十分にとって体調を整えたり、規則正しい生活や食生活を送りましょう。ストレスをためることもよくありません。

3. 器質性月経困難症を治すために

器質性月経困難症を治すためには、まず、原因となる疾患の治療を行うことが第一です。

原因となる疾患には、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症がありますが、それぞれの病気に適した治療方法をすすめていきます。 

子宮内膜症とは、先ほどもお話ししたように子宮の内側にある子宮内膜という膜が子宮以外の卵巣などの場所で発生、増殖する病気です。

子宮内膜症は発生する場所により、卵巣内にチョコレート膿瘍などが発生したり、卵管に炎症を起こしたりして癒着を起こしたりします。 

これらの病気は不妊の大きな原因となり、月経困難症は子宮内膜症の重要なサインのひとつでもあります。 

子宮筋腫とは、子宮筋層と呼ばれる部分に良性の腫瘍ができてしまう病気です。子宮筋腫はプロスタグランジンと呼ばれる女性ホルモンが関係していると言われており、治療法は黄体ホルモン、妊娠希望がないならピルで月経を起こさせないことで痛みを緩和する方法も用いられます。

他にも対処法として鎮痛薬などの投与、手術などによるのう胞の切除や子宮の摘出や付属器官の摘出などが行われます。 

月経困難症はそれにより治療法や対処法が異なります。機能性月経困難症を治すためには痛みを緩和する治療や生活習慣の見直しを、器質性月経困難症を治すためには、まずその原因となる疾患を治療することが重要です。 

生活に支障を来すほどの月経痛などの症状でお悩みの方は必ず医療機関を受診されることをお勧めします。多くの女性は我慢しがちな月経痛ですが、月経困難症を放っておくと不妊につながるおそれもあります。月経困難症の症状は必ず緩和することができる病気です。どうぞお一人で悩まないでください。

当院の鍼灸治療では主に自律神経のバランス・免疫力の改善を行うことで不妊症の症状を改善を目指しております。不妊症は自律神経のバランス・免疫力を改善することで良くなる可能性があります。どうぞあきらめないでください。

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