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前立腺炎

前立腺炎とは、名前のとおり前立腺の中に炎症がおこる病気です。

3040代の比較的若い男性がかかりやすく、男性の約50%のかたが経験する病気の1つで、お悩みの方も多くいらっしゃいます。 

前立腺炎は、なにが原因かによって病気の種類がいくつかあり、前立腺炎の種類によって症状や治療もちがいます。

場合によっては治療に時間がかかることもあり、不安を感じることもあるかもしれません。 

しかし、しっかり治療をおこない、上手に向き合っていけば問題なく、今までと変わらないような生活を送れます。 

前立腺炎を治すためには、前立腺炎とはどういう病気かを知ることが大切です。このページでは、前立腺炎を治したい方のために、前立腺炎とはなにか、前立腺炎の種類と症状・治療・対処法について詳しく説明しております。

 

【目次】

  1. 前立腺炎とは
  2. 前立腺炎の種類と症状
  3. 前立腺炎の治療
  4. 慢性前立腺炎の対処法

1.前立腺炎とは

前立腺とは、男性だけにある「生殖器(せいしょくき)」の1つです。

前立腺があるところは、尿をつくる膀胱の下で、尿の通り道になる尿道のまわりをかこむようになっています。

前立腺の大きさは栗やクルミのくらいで、形は栗に似ている小さな臓器です。 

前立腺のくわしい働きは、まだはっきりわかっていないこともありますが、生殖や排尿にかかわる役割がおもなものです。 

前立腺の具体的な働きは

  • 精液の成分の1つである「前立腺液」をつくる
  • 尿道から精液を押し出すことをたすける
  • 排尿のコントロールにかかわる

などです。 

前立腺炎とは、なんらかの原因で前立腺に炎症がおこります。原因は、細菌による場合やそうでない場合があり、症状も急に進むことやゆっくりと起こることなどいろいろなタイプがあります。 

前立腺炎がつづくと、前立腺がんになることをご心配になる方もいらっしゃいますが、前立腺炎から前立腺がんに進行することはありません。

2. 前立腺炎の種類と症状

前立腺炎の種類は、細菌に感染しておこる「細菌性」とそうではない「非細菌性」の2つに大きく分けられます。また、症状があらわれるスピードによってさらに「急性」と「慢性」があり、以下の4つの種類があります。

(1)急性細菌性前立腺炎

尿道から前立腺に細菌が入って、感染がおこります。

<症状>

  • 前立腺がはれる
  • 熱がでて、高熱のときもある
  • 尿がでにくい、尿が残った感じがある
  • 尿の回数がふえる
  • 尿がでるときに痛みがある

(2)慢性細菌性前立腺炎

「急性細菌性前立腺炎」と同じように、細菌に感染しておこりますが、急性とくらべて症状はおだやかで、痛みもあまりなく、熱があっても微熱くらいです。 

<症状>

  • 尿がでにくい、尿が残った感じがある
  • 尿の回数がふえる

(3)慢性非細菌性前立腺炎

細菌の感染が原因ではない前立腺炎で、前立腺炎のなかでもっとも多くみられます。症状は、上記の「細菌性前立腺炎」とほぼ同じですが、症状の程度は個人差があり自然に良くなることもあります。

(4)無症候性(むしょうこうせい)炎症性前立腺炎

ご自分では症状にまったく気がつかない前立腺炎です。前立腺炎と思わず、別の目的でなにかの検査や診察をしたときなどに見つかります。特に症状もないので、あまり治療は行いません。

3.前立腺炎の治療

前立腺炎の治療は、かかった前立腺炎の種類でちがってきます。「慢性」のときは「急性」にくらべて、症状が良くなるまでに時間がかかることもあります。

(1)急性細菌性前立腺炎の治療

急性細菌性前立腺炎の治療は、原因となっている細菌の種類に効果がある抗生物質のお薬を使います。症状がおちついているときは、通院での治療が可能で、抗生物質のお薬を数週間飲みます。 

高熱や症状がひどいときは、入院して安静にしたうえでお薬を点滴する治療などを行います。入院した場合でも、症状が良くなるのは比較的早く、1週間ほどで退院できることが多いです。

(2)慢性細菌性前立腺炎の治療

慢性細菌性前立腺炎の治療も同じように、細菌に効果がある抗生物質のお薬などを使います。通院での治療が一般的で、入院することはあまりありません。

だいたい、約1ヶ月程度で症状はおちつきますが、数ヶ月以上かかるときもあります。症状がおさまっても再発をくり返す場合もあるので、通院しながら様子を見ていくことが必要になります。

(3)慢性非細菌性前立腺炎の治療

慢性非細菌性前立腺炎は、原因がはっきりわからないことが多く、治療がむずかしい場合もあります。治療法としては、抗生物質や漢方薬などのお薬の治療をやることが多いですが、症状が良くなるまで長い時間かかることがあります。

4.慢性前立腺炎の対処法

「慢性」の前立腺炎は、「急性」よりも症状がおだやかですが、治療に長い時間がかかることもあります。とくに、前立腺炎のなかでも一番多い「慢性非細菌性前立腺炎」は、原因がはっきりせず、症状があるけれども治療をやってもなかなか良くならずに、お困りの方もいらっしゃると思います。 

慢性前立腺炎とうまくつきあっていくなかで、ご自分でも日常生活で気をつけることがわかっていると、症状の改善につながることもあります。

(1)前立腺への刺激をさける

慢性前立腺炎になる原因の1つとして、前立腺になんらかの刺激が加わることが大きく影響していると考えられています。また、精神的なストレスや、不規則な生活も原因となることもあります。 

慢性前立腺炎の治療を受けている方や、いったん症状や良くなっても再発を防ぐため、原因と考えられるようなことは、ひかえるのがのぞましいです。 

具体的な例としては

  • 長時間座っているデスクワーク
  • 自動車・自転車・バイクなど乗り物による長時間の運転や移動
  • ストレス、疲れ
  • 飲酒や不規則な生活
  • からだが冷える

などです。 

対処法は、以下のようなことになります。

  • デスクワークなどで長時間座る姿勢がつづくときはからだを動かす
  • 乗り物の長時間の運転をひかえる
  • ストレスや日々の疲れをためない
  • 規則正しい生活をする
  • お風呂などでからだをあたためる 

前立腺が生殖にかかわる働きがあるため、性生活が前立腺への刺激になるのではとご心配になることもあるかと思いますが、治療中の性生活については、細菌などがいないならば問題ありません。また、精子自体に異常がおきることはないので、パートナーの方が妊娠された場合でも赤ちゃんに影響をおよぼす心配はありません。

(2)根気よく治療をつづける

慢性前立腺炎は、がんばって治療を受けても症状が続くので、不安や心配な気持ちになってしまうこともあるかもしれません。

また、長く治療をつづけることは、主治医とも長いおつきあいになります。 

ちょっとしたわからないことや心配なことも、積み重なると大きな不安につながる場合もあります。

主治医への質問や心配なことを、普段からメモなどで書いてまとめておき、上手に質問できるような準備をする工夫は、うまく主治医へ相談できるコツの1つです。 

また、前立腺炎の治療はお薬だけでなく、前立腺マッサージや下半身をあたためる温熱治療、サプリメントなども注目されています。

根気よく、納得して治療をつづけるためにも、興味がある治療は主治医に相談しながらチャレンジすることは、前立腺炎の治療を前向きに考えるきっかけとなる可能性もあります。 

前立腺炎は、ご自分の今までの生活習慣をふりかえり、前立腺へ刺激になるようなことに気をつけながら、しっかりと治療をつづければ良くなる病気です。 

前立腺炎の治療が長くなっても、ストレスがたまらないように、ご自分なりにうまく前立腺炎とつきあっていく方法をみつけることも大切です。どうぞあきらめないでください。

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