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不妊症とピロリ菌の関係

不妊症とピロリ菌の関係は、最近の研究などで密接であると言われています。

ピロリ菌は胃潰瘍や胃がんの原因になると言われていますが、実は消化器系の病気以外にも影響があることが注目されてきています。 

ピロリ菌は多くは幼児期に感染し、一度感染すると多くの場合は、薬などを内服してピロリ菌を除去する除菌と呼ばれる治療をしないと胃の中に住み続けています

そして大人になると、胃潰瘍や慢性胃炎などの症状が現れます。 

不妊症は、特に避妊をせずに普通の夫婦生活を2年送っても妊娠しないことと日本では定義されています。10組に1組のカップルは不妊症だと言われています。 

不妊症とピロリ菌の関係は、ピロリ菌に感染している女性の場合には、男性の精子の動きを抑えてしまい、精子と卵子が結合しにくくなります。男性が感染していると、精子の働きが弱くなったり、精子の寿命が短くなったりします。 

もし仮に妊娠できたとしても、妊娠高血圧腎症にかかる可能性が高くなります。またピロリ菌は母子感染するため、お子さんに移ってしまう可能性もあります。 

不妊症とピロリ菌の関係を詳しく知りたい方には、不妊症とピロリ菌の関係について知ることが大切です。このページでは、不妊症とピロリ菌との関係を詳しくお知りになりたい方のために、治療法やその関係、治療の優先順位について詳しく説明しております。

 

目次】

  1. ピロリ菌が引き起こす症状
  2. 不妊症とは
  3. 不妊症とピロリ菌の関係
  4. 不妊治療とピロリ菌の治療はどちらを優先 

1.ピロリ菌が引き起こす症状

ピロリ菌

ピロリ菌が引き起こる症状として有名なのは胃や十二指腸の症状です。

ヘリコバクター・ピロリ菌は胃の粘膜に生息する菌で、多くは幼児期に感染し、一度感染すると多くの場合保持し続けます。

ピロリ菌に感染すると炎症が起こりますが、その際にほとんどの場合は症状を感じません。

時に、大人になってから感染する方の中には激しい胃の症状が現れることもあります。

ピロリ菌は慢性胃炎を引き起こし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんなどの症状を呈することが代表的ですが、最近他にも全身的な病気を引き起こすことがわかってきています。

その中に不妊症も含まれています。 

ピロリ菌への感染は井戸水などが普及していた時代に繁殖したと言われており、中高年層の方々に多く、一度口にすると感染してしまいます。また母子感染と呼ばれる、母親から子供に感染することもあるそうです。

ピロリ菌に感染しているかどうかは、胃カメラなどの検査や最近では自宅で検査が行えるキットも販売していて、その検査にて確認することができます。 

ピロリ菌に感染に対しては、その治療法としては内服薬での除菌を行います。薬物療法の方法としては、効果の違う3種類の薬を組み合わせて内服することで除菌率が上がります。 

1)胃酸の分泌を抑制して、抗生物質の効果を高める薬剤 

2)さまざまな細菌の育成を抑える薬剤

3)ピロリ菌に対する抗菌作用を強化する薬剤

これらの薬を7日間飲み、4週間以上経過した時点で再検査を行い除菌できたかどうかを判定します。

2.不妊症とは

不妊症とは、特に避妊をせずに普通の夫婦生活を2年以上送っても妊娠しないことと日本では定義されています。他の国では1年以上と定義しているところもあるようです。 

日本では10組に1組が不妊症だと言われています。不妊の原因はさまざまですが、男性側、女性側双方にさまざまな理由が考えられます。 

1)不妊症の原因-女性側-

不妊症の原因は女性・男性のどちらかまたは、両方に原因がある場合もあります。もちろん何も原因がない場合もあると言われています。

1)排卵に関係するもの

月に一度の月経のような出血があった場合でも、卵子が排卵されていないことがあります。甲状腺疾患などの女性ホルモンに影響を与える疾患や極度の肥満や痩せ、多嚢胞性(たのうほうせい)卵巣症候群のような男性ホルモンが高くなるホルモンバランスなどが原因です。 

基礎体温をつけることで排卵しているかどうかを知ることができます。排卵されると高温期という体温が高い状態になります。 

2)卵管が関係するもの

クラミジア感染症などを起こすと無症状のうちに卵管が詰まることがあります。そうすると、卵巣から子宮へ卵子が運ばれてきません。また子宮内膜症なども卵管周囲に癒着を起こし同様の症状を起こします。 

3)子宮頸管が関係するもの

子宮頸管は子宮の入り口部分の筒のようなところで、この部分の粘液の分泌が少なかったりすると精子が子宮内に侵入しにくくなり妊娠が起こりにくくなります。 

4)免疫に関係するもの

体の防御機能である免疫により妊娠が起こりにくくなることもあります。精子に対して攻撃する抗体という物質を持っている場合には、精子が動けないようになってしまい妊娠が起こりにくくなります 

5)子宮に関係するもの

子宮筋腫などの形態異常や子宮内の血流が悪かったり、過去に手術をしたりしていると癒着などがある場合もあります。そのような場合には受精した胚と呼ばれる受精卵が子宮内にとどまることができずに、妊娠を継続できないことがあります。 

2)不妊症の原因-男性側-

男性側にも、もちろん原因があることがあります。その確率は女性側、男性側共にそれぞれ50だそうです。 

1)造精機能に関係するもの

精子を作る過程で何らかの問題がある場合に、妊娠しにくくなります。何らかの原因により、精子の数が少ない・ない、精子の運動が弱い・悪いなどが起こります。 

また精巣静脈瘤で精巣内の温度が高くなっていると精子の数や動きが減少します。時には何の問題もない場合でも、精子が作られないこともあります。 

2)精路通過に関係するもの

精巣で作られた精子が、ペニスの先にまで到達するまでの過程で、その通路が詰まっていたりすると精子が届かず妊娠が困難になります。精巣上体炎などの炎症を過去に起こしていたりすると、精子の通り道が詰まっている場合があります。 

3)性機能に関係するもの

勃起障害(ED)や膣内射精障害などを言いますが、一般的にストレスや妊娠に対するプレッシャーなどが原因のことが多いですが、糖尿病などでも起こり得ます。 

4)加齢によるもの

女性も男性も、加齢により生殖機能に衰えが生じることがわかっています。女性の場合は30歳を過ぎると自然妊娠の確率が低下し、35歳を過ぎると卵子の質も低下し急激に低下します。男性も同じく35歳ごろより徐々に精子の質が低下します。 

4)不妊症の治療法

上記の検査や基礎体温などをもとに不妊症の原因を特定出たなら、それに応じた治療法を行います。しかし原因が時にわからない場合もあります。その場合には、次のような方法を用いて妊娠の確率を高めるための治療が施されます。 

1)タイミング法

タイミング法は、基礎体温の記録、卵胞の大きさ、尿中のホルモンなどをもとに排卵日を推定し、排卵の2日前ごろの最も妊娠しやすいと言われている時期に性交を持つようにします。 

2)排卵誘発法

排卵誘発法は内服や注射などで排卵を誘発しながら、タイミング法や人工授精を行います。もし排卵があっても、妊娠の確率を上げるために人工授精を用いる場合もあります。 

3)人工授精

男性から採取した精液の中から、良好な精子を抽出して最も妊娠しやすい時期に子宮内に注入します。 

4)体外受精・顕微授精

膣から細い針を穿刺し卵子を取り出して、体外で精子と受精させ、数日後もしくは凍結したのち子宮内に受精卵を戻す方法です。精子と卵子が自然に受精しにくい、精子の数が極端に少ない場合には卵子に細い針で精子を注入して受精させます。

3.不妊症とピロリ菌の関係

不妊症とピロリ菌の関係は、十分にあります。ピロリ菌は先にもお話ししたような症状を呈しますが、不妊にも影響を及ぼすことがわかっています。 

1)女性が感染している場合

ピロリ菌に感染するとその菌に対抗する他の抗体を持ちますが、この抗体が精子の働きを抑えてしまう効果を持っています。

そのことで、子宮頸管内での精子の運動を阻害したり、精子と卵子の結合を阻害する受精障害が起こります。 

2)男性が感染している場合

男性がピロリ菌に完成している場合にもその影響があります。ピロリ菌に感染していると精子の運動率が悪い、精子の形態異常を起こす、精子の寿命が短くなるなどの影響があると言われています。 

3)ピロリ菌感染妊婦のリスク

ピロリ菌に感染している妊婦さんには、ハイリスク妊婦に位置付けされる妊娠高血圧性腎症の発症率が高いと言われており、この妊娠高血圧性腎症は胎児死因にも挙げられます

ピロリ菌に感染していたとしても妊娠できないというわけではなく、あくまでもしにくくなるということです。しかし、妊娠できたとしても妊婦さんにもリスクがあり、母体やお腹の胎児にも影響を及ぼすことや妊娠継続にも影響を与えかねません。

4.不妊治療とピロリ菌の治療はどちらを優先

不妊治療とピロリ菌の治療はどちらを優先するべきなのかとお困りの方々も多いようです。

先ほどもお話ししました通り、不妊とピロリ菌の関係は影響があり、不妊の治療を妨げるものとして問題となります。 

もし仮にピロリ菌を保持したまま妊娠が可能であったとしても、先にもお話しした妊娠高血圧性腎症により胎児が危険に晒されたり、他にも妊娠後の悪阻(つわり)が重症になるという報告もあるそうです。 

そのため最近では、不妊治療を行う際に医師から人間ドックを勧められる方もいらっしゃるようです。

不妊治療を行う、また妊娠をこれから希望する場合には、妊娠の確率を上げるためにも、余裕があれば先にピロリ菌の除去を行う方が賢明だと言われています。 

不妊は、お子さんを希望される方にとって非常に大きな問題となります。しかし誰にでも起こりうるものです。またピロリ菌はそんな妊娠を希望される世代にとって、健康を害するだけではなく妊娠の妨げにもなるものです。 

これから妊娠を希望される方にとっては、人間ドックなどでピロリ菌の検査などを含めてご自身の健康チェックをされることは有益です。またピロリ菌は内服薬によって、除菌の確率も高く治るものです。どうぞあきらめないでください。

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