不妊症に悩むカップルは少なくありません。女性と男性それぞれがきちんと検査を受ければ、不妊症の原因は大抵明らかになります。
その原因によっては、普段の食生活に気を配ることで不妊症の改善を目指せる場合があります。
健康によいとされる栄養素や食べ物は多くありますが、それらの栄養素や食べ物の摂り方によっては、精子や卵子の生殖能力に影響が及ぶ場合もあるでしょう。
栄養素や食べ物の摂り方を改善することで妊娠しやすい状態に少しでも近づけられるのであれば、不妊症の治療結果にも少なからず良い影響が現れるかもしれません。
不妊症を改善するための栄養素・食べ物について知ることは、不妊症を治すためにとても大切です。このページでは、不妊症を治したい方のために、不妊症を改善するための栄養素・食べ物について詳しく説明しております。
【目次】
近年、日本にいながら世界各国の食べ物が手に入る時代となりました。街中には飲食店があふれており、さまざまな食べ物を口にする機会に恵まれています。
一方、豊かな食生活に隠れる栄養不足が指摘されています。カロリーは取れているにもかかわらず、本当に必要な栄養素が不足しているといったケースが少なくありません。
外食や市販品に頼った食生活では、とくに脂質や糖質に偏った食事となることが多く、健康なからだを作るためのタンパク質、ビタミン類、ミネラルが不足しているということが起こりえます。
体型維持のために糖質や脂質を控える方もいらっしゃいますが、不妊症の改善のためには好ましくありません。確かに、糖質や脂質の摂りすぎは肥満の原因にもなり、妊娠しづらいからだに近づいてしまいます。
しかし、糖質や脂質も精子や卵子の材料として必要です。ビタミン類やミネラルだけでは健康なからだは作られない、ということを覚えておきましょう。
また、妊娠前の栄養状態は、これから生まれてくる子どもが大人になったときの健康状態に影響を与える可能性があるともいわれています。現在の食生活が栄養バランスの保たれたものかどうか、一度チェックしてみるとよいでしょう。
妊娠はたくさんのプロセスを経て成立します。
これらのプロセスのどこかに不具合が生じた状態が不妊症です。
まず大切なのは、精子と卵子が健康であることです。女性の体内に入り込んだ精子は、どこにいるか分からない卵子を探し、たどり着くエネルギーが必要です。
卵子も排卵できる状態にまで成熟し、受精卵となった後も細胞分裂を繰り返さなければなりません。
このように新しい命となる精子と卵子を健康な状態に保つためには、「タンパク質・脂質・糖質・ビタミン類・ミネラル」の五大栄養素が不可欠であると考えられています。そのため、不妊症の改善のためには、この五代栄養素の摂取は欠かせません。
この五大栄養素をバランスよく摂るのに効率がよい食事は、朝食であればごはんにみそ汁、そして卵・魚・豆腐などのたんぱく源を使った一品というシンプルな日本食。みそ汁の具材に野菜や海藻類を使うと、ビタミン類やミネラルも効率よく摂取できます。
不妊症の改善のために欠かせない五大栄養素が無理なく摂れる食生活で、生殖能力を十分に蓄えた精子と卵子の成長も期待できるでしょう。
卵巣の中には、卵子のもととなる細胞がたくさん詰まっています。
射精のたびに新しく作られる精子とは異なり、卵子は女性がお母さんのお腹の中にいる胎児のときに、すでに一生分が作られるためです。
年齢を重ねるにつれ、この卵子のもとは質が低下し量も減っていくと考えられています。
卵巣の中に卵子のもとがどれだけ残っているかは、血液中のAMHという物質の量を測ることによってある程度推測できます。
AMH値が高い方が妊娠しやすいとされ、卵巣年齢が若いとも表現されます。
実は、AMH値が低い方はAMH値が高い方に比べて血中ビタミンDの数値も低いという報告があります。30歳以降の女性でAMH値が高かった方を調べると、よく魚介類や卵を食べているという報告もあります。
これは、日常的に摂取している食べ物にビタミンDがより多く含まれていて、その影響によるものではないかと推測されています。
このように、ビタミンDは女性の妊娠しやすさに関係していると考えられています。ビタミンDは、不妊症の改善のために摂取を心がけたい栄養素の一つであり、注目すべきビタミンといえます。
ビタミンDを多く含む食べ物は魚、きのこ、卵などがあります。またひとのからだには日光を浴びてビタミンDを合成する力がありますから、適度に日に当たることも大切です。
亜鉛や鉄は、からだの細胞を作る基礎となるミネラルの一つです。亜鉛は男性ホルモンや女性ホルモンの分泌を助けるとされています。
また卵子が排卵できるまでにしっかり成熟するため、受精卵となった卵子が順調に細胞分裂するためにも亜鉛は欠かせません。
亜鉛や鉄は不妊症の改善に必要なミネラルといえます。
さらに、亜鉛も鉄も卵子の老化を抑える抗酸化作用が期待できます。
最近ではファイトケミカルといって、ポリフェノールやリコピンといった、野菜や果実などに含まれる抗酸化作用がある栄養素にも注目が集まっています。しかし、このファイトケミカルは実に1,500以上もの種類があることが分かっています。
それらの栄養素をくまなく摂取するのは現実的に難しく、それよりも基礎的なミネラルをきちんと摂取するように心がけることが、不妊症の改善には効果的といえます。
不妊症の原因や治療法はさまざまですが、食生活の見直しは不妊症が改善には重要です。どうぞあきらめないでください。
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