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妊娠のセルフチェック方法

妊娠のセルフチェック方法

妊娠のセルフチェック方法とは、妊娠を望む方がいち早く妊娠の兆候に気づくために必要なツールです。

妊娠の兆候を早く知りたいし、感じたいですよね。

妊娠の成立をご自分で判断するためには、妊娠検査薬を使った簡易チェックを行うのが一般的です。

ただ、日本で市販されている妊娠検査薬は、月経予定日の1週間後からの使用を推奨しています。

とはいえ、はやる気持ちを抑えきれず、推奨される時期よりも早い段階で何度も検査薬で確かめてしまうといった方もいらっしゃるでしょう。

妊娠のセルフチェックをすることで、排卵日から次の月経予定日までにからだの変化に気を配ることができ、ただただ落ち着かないという状況を避けることができます。

妊娠のセルフチェック方法を知ることは、妊娠の兆候に気づくためにとても大切です。
このページでは、月経予定日前後に行える妊娠のセルフチェック方法について詳しく説明しております。

【目次】

  1. 月経のメカニズム
  2. 4つの性ホルモン
  3. ホルモンバランスの変化で起こる妊娠の兆候
  4. 妊娠のセルフチェック方法

 

1.月経のメカニズム

月経周期は約25日~36日で繰り返される

まずは、月経のメカニズムについて、知っておく必要があります。

女性のからだには、卵子のもとを蓄える「卵巣」と赤ちゃんが成長するための「子宮」があります。

子宮の内側は赤ちゃんのベッドとなる子宮内膜でおおわれていて、排卵のころに最も厚みを増します。

もし妊娠が成立しなければ子宮内膜ははがれ落ち、月経が起こります。

月経周期はこの月経の始まりを1日目とし、次の月経予定日の前日までを1周期として約25~36日で繰り返されます。

2.4つの性ホルモン

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月経周期は、主に4つの性ホルモンの働きによってコントロールされています。そしてこれらのホルモンは妊娠にも深く関係しています。

ですから、妊娠のセルフチェック方法を理解するためには、まず性ホルモンの働きを知っておくことが大切です。

(1)性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)
脳の視床下部というところから分泌されるホルモンです。脳下垂体を刺激し、性腺刺激ホルモンの分泌を促します。

(2)卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)
性腺刺激ホルモン放出ホルモンの刺激を受けた脳下垂体から分泌されるホルモンで、「ゴナドトロピン」ともいいます。

  • 卵胞刺激ホルモン…卵巣の中にある卵胞を刺激し卵胞の発育を促す
  • 黄体化ホルモン…成熟した卵胞を刺激し排卵を促す

(3)卵胞ホルモン(エストロゲン)
卵巣刺激ホルモンの刺激によって卵巣から分泌される、妊娠しやすいからだにするためのホルモンです。主に以下の作用があります。

  • 子宮内膜を増殖させて受精卵が着床できる環境を整える
  • 卵子を包んでいる卵胞を成熟させて排卵を起こす
  • 頸管粘液を増やして子宮内に精子が入り込みやすくする
  • 乳腺を刺激する

(4)黄体ホルモン(プロゲステロン)
妊娠した状態を維持するためのホルモンで、卵巣にできる黄体から分泌されます。黄体は排卵が終わった卵胞が変化することで作られるため、排卵後に分泌が急増します。妊娠が成立しなければ黄体は衰退し、プロゲステロンの分泌も低下します。

  • 基礎体温を上げる
  • エストロゲンによって増殖した子宮内膜を栄養豊富な状態に保つ
  • 頸管粘液の粘りを強くして、子宮内に余計な雑菌が入り込まないようにブロックする

このほかにも、プロゲステロンには体内に水分を蓄えたり乳腺を刺激して発達を促したりする作用などがあり、月経前にからだがむくみやすく乳房に痛みを感じる場合があるのはこのためです。このほかに、イライラや集中力の低下を引き起こすこともあります。

主にプロゲステロンの影響で起こるこれらの症状は、月経前症候群(PMS)と呼ばれています。

3.ホルモンバランスの変化で起こる妊娠の兆候

月経のある女性のからだでは、これらのホルモンが一定の周期で変動して月経周期を保っています。

ですが、排卵した卵子が受精卵となり無事子宮内膜に着床して妊娠が成立すると、これまでとは全く違うホルモンバランスに変化します。

この影響でからだに起こるさまざまな現象が、妊娠の兆候とされるものです。

ただし、妊娠の兆候の中でも月経予定日前から出現するものについては、その発生頻度に個人差があります。

4.妊娠のセルフチェック方法

妊娠のセルフチェック方法は、これからご紹介する項目とご自身のからだの状態を照らし合わせて考えるとよいです。

妊娠のセルフチェックは、受精卵が着床する月経21日目から月経予定日頃にかけて行うのが望ましいと考えられます。

(1)基礎体温の高温期が続く

通常の月経周期では基礎体温の変動があり、月経開始から排卵までの「低温期」と排卵後から次の月経周期までの「高温期」という2つの期間に分かれています。

妊娠が成立しなければ卵巣内の黄体は衰退し、排卵後にピークを迎えたエストロゲンやプロゲステロンの分泌は低下します。それによって基礎体温が下がり、次の月経周期の低温期が始まります。

もし妊娠が成立していると、子宮内膜に着床した受精卵の絨毛組織からヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンが分泌されます。そして卵巣内の黄体は衰退することなく、hCGの刺激を受けながらエストロゲンやプロゲステロンを分泌し続けます。

そのため、月経予定日を過ぎても高温期が継続します。

(2)月経の遅れ

妊娠が成立すると子宮内膜はその厚さを保ち続けるため、月経は起こらないとされています。まれに、妊娠をしていても月経予定日前後に出血する場合があります。ただ、経血量は少なく期間も短いことが多く、いつもの月経と異なることから妊娠に気づくというケースもあり得ます。

(3)着床出血

受精卵が着床する際に、少量の出血を伴う場合があります。出血は鮮血や茶色っぽいもの、量もティースプーン大からティッシュに少量つく程度など、個人差があるとされています。ただ、着床出血が起こる頻度は今のところ明らかになっていません。

受精卵が着床するタイミングは受精後7日目あたりとされています。ですから、たとえば月経周期が28日で月経14日目に受精したとすれば、月経21日目、つまり次の月経予定日の1週間前辺りに出血がある計算になります。

ほかにも、以下のような症状を自覚する場合があります。
(4)からだのだるさ、頭痛、熱っぽさの自覚
(5)強い眠気
(6)胸や下腹部の張りや痛み
(7)トイレの回数が増える
(8)むかつきなどの気分不良

妊娠したかどうかが気になったとしても、妊娠検査薬が有効とされる時期や、病院での妊娠確定には、次の月経予定日が過ぎるのを待たなければなりません。妊娠を望む方にとっては、それまでの日々がとても長く感じてしまうこともあるでしょう。

妊娠のセルフチェックを行うことで、その期間に妊娠の兆候を探ることができます。つまり、妊娠のセルフチェックは、排卵から次の月経予定日までの期間を有意義な時間へと変えてくれるものなのです。ご自身のからだと対話する大切な時間と捉え、ぜひ丁寧に向き合ってみるようにしましょう。

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