造精機能障害は、精子を作る能力が低い、あるいは無い状態になる性機能障害の一種です。精子を作る機能に問題があり、男性の不妊の原因の約8割を占めるほど、悩む方が多い症状です。
造精機能に問題がある場合は、精祖細胞がない状態や、精子の発育が止まっている状態などが考えられます。精子が作られるのは精巣単独ではなく、視床下部や脳下垂体と協調して精子を作ります。精液の検査によって、自分が造精機能障害なのかどうかがわかります。
WHOが規定している精液の濃度基準によって比較し、精液中の精子の濃度から症状を判断します。精子の濃度により、乏精子症や無精子症、精子無力症などが診断されます。
乏精子症は、精子の濃度が下がるもので、無精子症は精液中に精子がない状態です。精子無力症は精子の運動率が低下する症状があり、不妊の原因にもつながります。この時の検査では精液の検査だけでなく、腎臓病などを調べる尿検査、ホルモン検査、触診なども行われます。
造精機能障害は、男性不妊の8割以上に見られる症状です。精子を作る機能に問題があり、精子がうまく作れないと女性が妊娠しづらくなります。精巣やホルモンなどが問題を引き起こすことで造精機能障害が起こり、精子に異常をもたらします。
精子の数が少なかったり、精子の運動率が低かったりすると妊娠しづらい状態になり、子供がほしくてもできない日々を過ごすことになります。
造精機能障害で最も重い症状が、精液中に精子が全くない無精子症です。しかし、精液中に存在していなくても、精巣内に精子が存在していることもあります。
精液中に精子がわずか数匹しかいない症状が乏精子症です。精子の数が基準より少ないと治療が必要で、体外受精などを行います。精子の数に問題はないものの、精子の運動率が低い症状が精子無力症です。数に問題がなければ大丈夫だと思われますが、運動率が悪いと女性の体内で射精されても受精しにくいです。
精子の状態によっては、不妊治療を受ける必要があります。
造精機能障害には精子が少なくなる原因がいくつか考えられますが、その半数以上が原因不明だといわれています。原因がよくわからなくて精子がうまく作れない状態のことを、特発性造精機能障害といいます。
精神的なものでも精子がうまく作れないといったことがあるので、原因がわからなくても治療すれば改善できるでしょう。
原因がわかっている症状で最も多い原因は、精索静脈瘤という症状です。精巣から出ている静脈にこぶができてしまい、血液が逆流して精子がうまく作れなくなってしまいます。血液の逆流で精巣が温められるので、精子が作れない状態になっているといわれています。
拡張した血管から精巣にダメージを与える物質が放出されていること、精巣が低酸素状態になって精子がつくりにくくなっていること、などが考えられます。
造精機能障害の原因として、他にも染色体に異常がある場合も考えられます。染色体異常で、精巣で精子が成熟しない、あるいは、精子を作る過程が機能していないという症状が起こります。
造精機能障害の治療は、薬物療法と手術療法の2通りの方法で症状がよくなります。原因がわからない造精機能障害であれば、薬物療法による治療になります。
造精機能障害の治療で、薬物療法で使用されるものに、ビタミン剤や漢方製剤、抗酸化剤などがあります。薬を使用しても絶対に効果があるとは限らず、あくまで効果があるかどうかを確認するための治療でもあります。
造精機能障害の方で、脳下垂体のホルモン分泌に異常があるときは、ホルモン剤の投与による治療を行います。ホルモン剤の注射投与は有効性が認められています。
抗女性ホルモン剤の投与も行われていますが、保険には対応しておらず、有効性が確立されていません。
造精機能障害の治療で、有効性が認められている手術もあります。精索静脈瘤の手術や、無精子症の方に行う、精巣から精子を取り出す精巣内精子採取術です。手術用の顕微鏡を使い、採取された精子を体外射精させることができます。精子を取り出す方法は確実に妊娠できる方法だといえるでしょう。
男性の不妊治療は見逃されがちな問題です。まさか自分がと思われる方も多いです。男性の場合、気恥ずかしさもあり治療に戸惑う方も少なくありません。しかしながら、しっかりと治療を行うことが、赤ちゃんと出会うためには大切です。
造成機能障害は、疲れ・ストレス・頑張りすぎの方に多く見られます。身体全体を整える全身治療が大切です。
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